経済・政治・国際

2013年1月16日 (水)

1人の日本人としてふと国のことを考えてみる(一筋縄ではいかない原発の問題)

"今この国がやるべきことは一筋縄ではいかないことばかりだろう"と思う。

今日の読売新聞の中面に規制委員会が各原発ごとに津波に対するより厳しい基準を作り・

活断層に関する判断基準をより遡ったところに置き安全対策をすると書いてあった。

「原発は恐い」。福島第一原発の事故で日本でもそれが浮き彫りになった。

近隣では今でも暮らしの中に放射能の危険が訪れる可能性があるなんて本当に辛いだろう。

誰にも勿論僕にも他人事ではない。

「少しでも安全な発電方法に差し替えるべきだろう」その希望は捨てちゃいけない。

ただ、このまま原発を動かさずにいたら電気代が数パーセント上がるというけど

それはそれで本当に大変なようだ。

家計が圧迫されて(2022年に向けた脱原発を示したドイツでは2013年1家庭辺り1ヶ月に1000円上がり、国民の不満が一気に上昇)

消費が落ち込むだけではなく、

企業にとっても大きな打撃で1977年前後にオイルショックで電気代が2度上がった際に

日本が誇っていたアルミ産業が1社を残して壊滅したという。今では99パーセントが輸入という状況のようだ。

他業種だって廃業した会社も沢山あったはず。

それが今また起こったら…

「自分が関わっている会社が潰れる」という状況が沢山の人に訪れることになってしまう。
それで良い訳はない。

代替として火力発電を増強すればco2や窒素酸化物などが大気中に増えて温暖化は加速。

南極などの氷が溶け、水位が上がり島国が脅かされ・蒸発した水分により大きな被害を齎す豪雨が降る。

再生可能エネルギーである太陽光発電や風力発電では天気や天候に左右され、効率アップに期待したいけれど、

今のところそれだけでは全然賄えないようだ。

それに、ドイツでは再生可能エネルギー増強のために

電力会社による買い取り制度を実践したことが電気代大幅値上げに加担しているようだ。

「出来る限り安全に原発を動かす方法を実践する」「安全な発電方法の効率を良くし、少しずつでもそちらを増やしていく」

どちらもただならぬ時間と技術が必要なんだろうけれど、

やはりそれしかないのかもしれない。

他の問題もそうだけど、イエスかノーかではとても言えず、

今この国がやるべきことはいずれも一筋縄ではいかないことばかりなんだろう。

1票を持つ1人の日本人として僕も勉強を続けていきたいと思います。

2012年4月30日 (月)

タイロン橋本氏

一昨日はミューザライブの後に、国立駅のGallery Colon(コロン)

にタイロン橋本氏のライブを見に行ってきました

話を色々と聞かせてくれて・一押しと誘ってくださったAgrionの浅倉健二さん、ありがとうございました

ライブ後だったので間に合っていくことは出来なかったのですが、

後半だけでも見られて良かったです

タイロン橋本さんははっぴいえんどの細野晴臣さんのバンド 参加・YMOのアルバム参加や全国フォーク音楽祭優勝など

錚々たる経歴がある中で、

黒人音楽を聴いた時の違和感をもとにアメリカ西海岸に渡り、

黒人音楽の洗礼を受けたあと、10年単位で「グルーヴ」という

追求を続け、全米メディアや大ステージでも取り上げられるようになったという大御所の方

かん高いばかりでないきちんと低域・中域も生かしたボーカル力も魅力で

豊富な音楽経験から生まれるMCなどが興味深く楽しかったです

グルーヴについては、まず違ったのが足でのビートの取り方だった。

日本なら誰もが普通は一拍・三拍目などでは足先を下げて表を取るところだが

ところがデフォルトがそうではなかった。

さらに、一曲の間でも踏み方つまりビートの取り方違った。


後でお伺いしてみたらやはりそれには深い理由があったようで、

お答えいただき、とてもありがたかったです

僕もブルースなどブラック系の音楽を作り・歌ったり演奏することがあり、

その際にはグルーヴについては「アフタービート」などを意識して・表と裏の間もとったり、

以前話を聞いたあとに僕自身でも色々と調べて

「曲の各部ごとに違う不規則な円」

とかそういった意識は心掛けてはいるんですが、まだまだ沢山掘り下げの余地がありそうだ

なさってきた経験が大きく大きく違い・足の踏み方まで違う黒人さんグルーヴを体感出来、

その理由やちょっとしたコツまでお伺い出来、

とても有意義な時間を過ごすことが出来ました

指弾きのストロークにフラメンコのラスゲアードを織り交ぜた弾き方も

勉強になったなー

貴重な経験を生かし、また頑張るぞ

2012年3月30日 (金)

三三一(料金訂正致しました。)

明日、3月31日は池袋にある千年画廊さんにて

「さらば原発、核なき地球へ展」のクロージングパーティーに出演させていただきます

19時頃開演/(料金訂正致しました。)

出演者
土方修司さん/優亞さんも歌われる可能性あり/木下和英

です


(僕は「脱原発」はした方が良いと思っております。

ですが「脱原発しろ」と、した後の必要電力数値を考えずに言っているだけになってしまうと逆に無責任ですので

「少しずつでも脱原発をしていくこと」は「目的」ではなく、「より安全なエネルギー供給をなされるための鍵になる大きな1手段」と考えております。

現在泊原発を除いて原発のエネルギー供給はストップしているようですが

需要が一気に増える夏でも現在ある代替の発電手段でも供給が確実に間に合う・もしくは間に合わせられるのなら、

「脱原発」は「より安全な生活環境を作る」という意味でした方が良いと考えております。

千年画廊さんではそのための大きな鍵になるLED照明の提案と実践をされているので

ぜひ出演をさせていただくことにしました。)


何をするにも「後ろ向よりは前向きに」「止まって悩むより、動きながら考える」

方が良いと思いますので、


明るい前向きな歌も沢山歌います


また、千年画廊さんのテーマソングとして作らせていただいている

「夢のモンパルナス 通り」もポップスバージョンはロックテイストを加え

オーバードライブ系のエレキギターをレコーディングしました

また、ボサノババージョンも軽音楽器の他・木管楽器・ストリングスや鉄琴などでアレンジを作り込み、

盛り込んだブラジルリズムと

ある程度のジャジーな音使い(テンション・テンションリゾルブ・クロマチックアプローチ・ノンダイアトニックコード利用など)がしっかり生きるよう

弾き込んできています

お時間合う方は是非画家の皆さまの絵を観に・また音楽を聴きにいらしてください

ぜひ一緒に楽しい時間を過ごしましょう

2012年3月 5日 (月)

さらば原発、核なき地球展に参加する上で

11日には千年画廊さんにて「さらば原発、核なき地球展」

のチャリティーコンサートに参加させていただきます

その上で「脱原発」についてですが、

その一言を唱えるのはそう簡単ではないとは思っています。

脱原発をしても「原発で補っているエネルギーの代替分が確保出来るのか」

を何かしら提案しなければ唱えることは出来ません。

他の発電方法や電力節約によってその分の電力が確保出来ないならば

「脱原発」は、生活や産業への影響を考えたら

してはならないことになります。

その中で、千年画廊さんでは「LED照明を使用すれば通常照明よりも電力消費を削減出来る」

というその一つの解決材料になりうる根拠に基づいて脱原発を唱えてらっしゃるので

僕も今回のライブに参加させていただくことにしました。

僕の方でも調べましたら、「パナソニック電工さんによれば
LED照明を使用すれば

白熱灯に比べて約87%、蛍光灯に比べて約30%消費電力が削減でき、

初期費用についても消費電力の削減によって2-3年で回収できる」
という一つの数値的根拠を得ることが出来ました。

「音楽」という形で 精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します

3月3日オープニングパーティー

3月3日は池袋にある千年画廊さんにて

「さらば原発、核なき地球展」のオープニングパーティーに参加しました

多種多様な素晴らしい作品の数々を見られて光栄でした


また、いつもお世話になっている皆さまや、お初の皆さまと日本語や英語でも交流出来、

とても幸いでした

ありがとうございました!

また皆さまにお会い出来るのを楽しみにしております

また、「千年画廊の歌」を現在制作中で、(企画:千年太郎さん・原案:武田守宏さん・作詞作曲アレンジ:木下和英)

そちらの初披露もさせていただきました

お聴きいただいた皆さまに感謝しております

1週間睡眠を削ってポップロックとボサノバの2バージョンを作ったかいがありました

本当にありがとうございました!

仕上げまで頑張って制作させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します

外務省ウクライナ職員さんのお話などもあり、勉強になりました

また、パワフルなベテラン俳優さんの生声演技も見られて良かったですo(^-^)o

当日を通して、

アートや芸能の場は人を否定するためではなく、あくまで肯定するためにあるべきだな、と感じました。

(社会風刺は例外・否定でなく「批評」はプラスになりうるので例外として)

人に対して否定的でマイナスのパワーならどれだけ強い力で発信しても、そもそも発する意味がない。

それじゃ世の中のマイナスにしかならないし、あまりにももったいない!

アートや芸能の場では「たとえどんなに小さくても人にプラスの肯定的なメッセージを発信してゆくこと」

そこだけは失っちゃいけないな、と。

極端に言えばマイナス10よりプラス1の方が上な訳だから。

皆さんの温かく温かいプラスの空気の中でそう感じました本当に感謝

あくまでプラスのパワー・肯定的なパワーを音楽に山ほど詰めていきたいと思います

活動頑張るぞ

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