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2016年10月 2日 (日)

豊洲市場問題に1都民として思うこと。

豊洲市場の問題。1都民の小意見ですが、重要かつ興味深い問題なので書きたいと思います。

小池百合子氏の改革姿勢を支持しますし格好良いとも思います。4期14年務められた石原氏に続くような長いご活躍を期待しております。

ただ、東京生まれ東京育ちの都民としては1つ心配なのが、誰に責任があるかを問うている間にこれからのことがなおざりになってしまうことです。

築地も老朽化の懸念や衛生面の心配もあるようなので、1日も早くベストでなくともベターな環境で腰を据えた市場運営がされる日を待ち望みます。

責任が誰にあるのかが先行している間に、地下空間に関して別の角度から見た専門家の方の意見や橋下徹さんの見解も多数拝見しましたので後述したいと思います。

組織の体制に1つも問題がない場所なんてないとは思いますが、

責任の所在といっても会議を重ね決められていくものだと思いますし、「この人」と特定するのは難しい上、生産的ではないようにも感じてしまいます。

あの地下空間を肯定する専門家の方のご意見も多数あるようなので理由があって作ったはず。

それが良いか悪いかは別にして、「(重機の搬入などのために)一部には造るのが当たり前なので敢えて専門外の人には報告しなかった」ということはないのだろうか?

携わった人が誰かはわかっているだろうから、誰が地下空間を作った責任者なのかを特定するよりも前に、石原慎太郎氏が先んじて自ら小池氏に協力を打診なさったように、勇気を持って都の方複数が地下空間を作った合理的な理由をきちんと説明してみれば良いように僕は感じます。

そして、色々見ていたら、石原慎太郎氏がまるで悪政をしてきて、中には無理矢理盛り土を変更し、盛り土をしなかった分の金を受け取ったんじゃないか?というようなあまりにも失礼で滅茶苦茶なことを言っているコメントも見ました。

それでどうやって知事を14年出来るのだろうか?

小池氏が正義で他は悪? 
僕はそうではないと思います。

例えば、当時都知事でいらっしゃった石原慎太郎氏だから出来たディーゼル規制・羽田国際化・歌舞伎町浄化・自治体初の複式簿記導入・五輪招致始動等まで誰が否定出来るのでしょうか?

信頼・強いリーダーシップ・センス・人脈・提案能力・都民からの支持・人の意見を生かす力など本質的な力がなければこれだけのことを成すのは無理だと僕は思います。

最近では、その本質的な力は芥川賞作家であり、現役議員時代は田中角栄氏の金権政治と真っ向から闘い、

(石原さんの作品すべてを読み描いた 早稲田大学の社会学の森元孝さんのアドバイスをヒントに)後々良い部分を見つめ描いた「天才」を70〜80万部のベストセラーにした辺りにも現れているように感じます。

冷静に考えて4期14年間は簡単ではないと思うけれど、小池百合子氏には石原氏に続くようなあか抜けたご活躍を期待したいです。 

そして、拝見した地下空間に関して別の角度から見た専門家の方の意見ですが、

BuzzFeed Newsさんの取材に対し東京電機大学非常勤講師もつとめる建築家の片山惠仁さんは、

「そもそも、どんな建物であっても、その下に空間が必要とされているのは、技術者としてみれば当たり前の話」 と述べられている。

「地下ピット」と呼ばれるこうした空間は、配管のメンテナンスのためにマンションなどにも設けられる、一般的な空間だ。報告書でもこの点について「地盤を掘り下げてピットを設け、各種ライフラインを設置・管理することは基本的な措置」と触れられている。

「あらゆる機械は、壊れたときのために分解できるように作られていますよね。それと同じように、将来的に何かがあったときのため、建物の下に広めの作業空間を用意することは、技術者としては極めて真面目な態度だとも思います」とのこと。

さらに週刊新潮の取材に答えられた、 全国の欠陥住宅や建築物の第三者鑑定機関であるNPO法人「建築Gメンの会」副理事長で、一級建築士の田岡照良氏は、

「盛り土の上に建物を作るなんていうのは、豆腐の上に家を建てるようなもの。耐震面を考えれば、地下に基礎となるコンクリートの空間を埋め込んでおくのは、建築の世界では常識です。ましてや、豊洲市場のような大きな建築物であればなおさらです。こんなこと、庶民建築家の私でも知っていることなんですが……」

さらに、土木学会の権威でコンクリート工学が専門の東北大学名誉教授の三浦尚氏も、

「土木の世界では、“盛り土の上に建物を作るな”とよく言われます。新しく土を盛ったところにある建物は、いざ地震が発生するとグラグラと揺さぶられて甚大な被害が発生してしまう。それだけ盛り土は地震に弱いのです。新市場の主要な建物は、盛り土をせずに地下空間を設けたことで、基礎、つまりは本来の地盤に近い深い部分まで構造物が作られたことになる。一般住宅でも、新築の際は予算に余裕があれば、地下室を設けた方が丈夫になります」

そして地下水に関しては、
専門家会議・平田健正座長は「結論から言うと地下水である。(たまり水については)地下水環境基準に適合していた。水道水レベル。飲んでも大丈夫」と24日に述べられ、

さらに、15日に地下空間で採取した水の調査結果なども公表し、ベンゼンなどの有害物質はいずれも環境基準値以下。また、空気の測定でもベンゼンは基準値以下だったとのこと。

また、9月29日にベンゼンとヒ素の値が環境基準を超えているとわかったのは、建物下の地下水ではなく、屋外の観測井戸から見つかったものだったと BuzzFeedNewsの記事には書かれています。

また、横浜国立大名誉教授の浦野紘平さんは、

「飲み水ではない地下水から、環境基準以上の数値が出ることは頻繁にある。『排水基準』(工場などの設備から排出された水に求められている基準値。環境基準のおよそ10倍)を満たしていれば、河川などに流しても問題はありません」

など色々と拝見しました。
また、橋下徹さんの意見は多数Twitterで拝見しました。
「豊洲問題。地下空洞の大騒ぎの総括が必要。最近、専門家から地下空洞の合理性が唱えられ始めた。地下空洞に合理性があれば、これまでの大騒ぎは何だったのか。都の説明の仕方がまずかったことは否めないが、地下空洞について都民がいらぬ不安を抱かないようにきっちりと説明するのが小池さんの仕事。」 などなど。

責任者の特定よりも現状が本当に悪いのか?そしてもし良いと言えないならば、改善策はあるのかをぜひご検証いただきたい。

石原慎太郎さんの、プライドを捨ててご高齢との理由を告げたご丁寧な文書での謝罪やご自分から小池知事に協力をしたいとの姿勢には頭が下がりますが、お元気ではあるけれどご高齢ですしお体にはどうか気を付けていただきたいです。

都のご担当者の方々もお仕事が何倍も大変になっているかもしれないのでご苦労お察ししますが、これからのためにぜひ地下空間を作った技術的・合理的な理由のご説明を期待し、安心で美味しい魚を食べられる日を楽しみに待たせていただきたいと思います。

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