
【石原慎太郎さん】
石原慎太郎さんが「政界引退をなさる」と発言されている。
とても残念だ(><)
あの方にはまだまだ、作家として、そして保守論客として、映画監督としてなどなどこれまで通り意気軒昂活動するための道がある(現に僕が今読んでいる10月出版の「エゴの力」は早くも増刷になっているようだ♪)のでこれからも注目続けていきたいけれど、政界引退はやはり惜しい(><)
石原慎太郎さんは「考え方が古く過激な発言の主」という印象が一部にあったようだけれど、どれも正しい歴史や数字を踏まえてなさっているもので新しいことをどんどん取り入れていたし、乱暴なことを適当に言っている訳では決してない。
そして、わからないことは「私よくわかりません」とおっしゃるところや、表では強気な発言が多い中で裏では絆を大切にする点、映画など各界や世界中に(ダライラマさんや朴正煕さんなど)交流が広い辺りも素晴らしい。
東京都知事の時に国に先んじて複式簿記の新会計制度を取り入れ、それは大阪府政にも影響を与えた。
ディーゼルエンジンの 規制に関してもトラック協会に話を持ちかけて協力を得て実現。
石原さんのおかげで、日本のディーゼル排ガス規制は急速に厳しくなり、技術開発が促進された。これに合わせて石油業界も、軽油に含まれる硫黄分を50分の1にまで大幅低減。この両面作戦により、現在、ディーゼル車の黒煙(規制値)は当時の200分の1になったという。
先日決まったオリンピックに関しても時の首相から話が来た時に「おもしろいじゃないか」と言って意見を取り入れてきっかけを作り、1度落選して涙を飲んでもたいまつの火を消さずに結果に繋げたのも石原慎太郎さんだ。
銀行の外形標準課税に関しても同じくだと思う。
原発の問題でも報道で「原発推進の石原氏」と書かれていたことがあったけれど、石原さんが「原子力の発明は人間が歴史の中で築いてきた立派な英知だ」と言っているのは聞いたことはあるけれど、
「原発を増やせ」と言っているのは少なくとも事故以来一度も聞いたことはない。
演説を拝見した際に石原さんがおっしゃっていたのは「 原発は一度事故を起こしたら恐い、あの福島の事故を見たってそうでしょう」「日本人はただ一人原爆の被害に合った民族で放射能に対する恐怖感は強い」と前置きした上で、
「ただ、原発をなくそうと言うロードマップも作らずにただ失くせといっても無理がある」と言うことだった。
「複合的シュミレーションが必要だ」と。
理由として「経産省やエネルギー庁の調査で、今の状態で原発をなくしたら15年先には電気代が15〜20パーセント上がる」
「オイルショックの時に電気代が同じ程度上がった際に日本が誇ったアルミ産業は水力自家発電を持っている1社を除いて壊滅した。同じように原発を全廃したら日本の産業は壊滅してしまう恐れがある」と言うことだった。
「 15年先には周りのみんなや自分の仕事がなくなるかもしれない」という状況を想像すれば、それはそれで恐ろしい話だと思う。
(僕は福島の事故の一刻も早い解決を願うのは変わらないし、活用するなら安全性を際限なく高めた原発だけと懇願していますが)
こういう言いずらいこと・言ったら批判を受けそうでも、的を得た・理にかなった内容を強気に言える稀有な存在の方だと思う。
尖閣諸島に関しても例外ではないと思う。歴史を見れば、いずれの国の支配下にもないと確認した日本政府が、1895年(明治28年)に尖閣諸島を日本の領土に編入することを閣議決定。戦後 1971年
沖縄返還協定が結ばれ日本に返還されている。 そのかなり後1969年に資源が見つかった後1971年〜他国が領有権を主張し始めたという事実がある。
その島付近で海保船への衝突事故をきっかけに、日本国籍の方が所有し国が賃貸契約をした状態で、他国から高いお金で買いたいという話も来ていたような状況は心もとないということで、元から日本の領土の島を守るために(国対国では対立の材料になりかねないことまでおもんぱかり)「東京都で買います」とアメリカで述べられた。
どの国にも魅力はあると思うけれどそれでも、自分の所有物を奪われる危険を感じた時に「これは私のものです。」と言うことはごく自然な考えだと思う。
それをはっきりと行動に移せた貴重な存在の方が政界を去られて大丈夫だろうか?と心配にもなる。
今の自民党は道半ばでも経済政策は成功の兆しを見たし、首相は安全保障でも現実的な考え方と志しを持っている方で支持したいけれど、
自民党は与党だからこそ正しくて当たり前のことでも「過激と思われかねない」ことを強く言えない事情もあると思う。
そういう意味でもあの方の存在は大きい。
政権担当能力では群を抜いている自民党には頑張ってもらいたいし、また、上記のような石原慎太郎さんのエッセンスをもらい受けている山田宏さん・田母神俊雄さん・平沼赳夫さん・杉田水脈さんといった次世代の党の方々や、橋下徹さんといった方々にも頑張ってもらいたい。
民主党など他党にもそういった方や優れた政治家さんもいらっしゃるようだから党を問わず頑張っていただきたい。
特に、山田宏さんが当時の官房副長官さんへの質問をきっかけに事実が明らかになってきた慰安婦問題も海外に住む日本人の方々や将来のことを考えればこのままにしてはいけないという願いは自然だし・杉並区で実践された保育にだけ使える金券配布などは的を得ていると思う。
また、田母神さんの「消防署が出来たら火事が起こるんですか?むしろ対処が早くなる。いざとなったら戦える体制を作れば、戦争になる確立は減る。」という辺りは、60年安保闘争の時には心配されていた「日米安保を改定したら戦争に巻き込まれる可能性が増す」と言われていたことが今はすっかり安心材料に変わった点で、先見の明があるように思う。
石原さんや田母神さんが話題にされていた夏の閣議決定についても、戦争になったら大変なのは自衛隊の方々もだけれど政治家の方々もそうだ。戦争が目的ということはあり得ないと思う。「歯止め」さえしっかりとかければ、というのを絶対条件に安保法制を協議していただければだけれど、プラスに出来うるものになると思う。しっかりと見守りたい。
その点「歯止め」を強く主張されている方々の意見も大切になるだろうとも思う。
石原さんは田母神さんの他親しい現場の自衛官の方々の声を受けた上で、しっかりとしたROEを整備しないと浮かばれない!と主張されていたことも印象的だった。
/僕自身も石原さんのように肝心なところでは侃々諤々しっかりと物申せるようにしたいところ。
(政治的なことを書くという意味じゃなく)楽曲や活動においても、石原慎太郎さんの姿勢やパワフルさを見習って邁進したいところだ。
お体にだけは気をつけていただきたいけれど、形は変わってもこれからもご活躍を見守らせていただきたいところです♪
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